新車値引き情報
更新日:2022.08.31 / 掲載日:2022.08.25

読者の値引き実例 私もX氏

その1 ステップワゴンから19.3万円引き!

HONDA ステップワゴン
e:HEVスパーダプレミアムライン(7人)
トータル値引き 19.3万円
値引き率 4.5%
From大阪府

新しい担当が強力な売り込み!
でも、簡単には落ちません(笑)


 ステップワゴン(2018年式)の定期点検に出向く。担当さんはいなくなっていて、新たに引き継いだセールスさんが新型ステップワゴンの見積もりを出してきた。総額は約455万円。高い!
 来年の車検時に買い替えようと思っていたが、「いま契約しても納車は来年」と聞いて決意する。
 翌週、再びホンダへ。提示してきた支払い総額は220万円。「決めてください!」と強く押してきたので「こちらで2台目の購入になるのだから、もっと安くしてもらいたい」と反撃する。
「新型の値引きは全国的に7万円しかできないことになっていますが、なんとか頑張ります!」
 奥で相談した後、支払い総額200万円を提示。グッと気持ちが動くが、さらに粘ると再び奥に。
「店長に決裁をもらってきました! これでお願いします!」
 支払い総額185万円で決着。
 最終条件は車両本体から10万7650円引き、付属品(45万1330円)から8万5000円引き、下取り246万円(半年後の納車まで据え置き)はかなりの高取りだと思う。

値引き採点 5
粘り勝ちです。獲得した値引き条件だけで評価すると採点は4ですが、下取り車の高取り分を含めて5としました。4年落ち(引き渡し時は5年落ち)のステップワゴンに246万円は破格の高値です。


その2 ヴォクシーから35.6万円引き!

TOYOTA ヴォクシー
ハイブリッドS-Z(7人)
トータル値引き 35.6万円
値引き率 8.0%
From神奈川県

悪魔じゃなくて天使の囁き!?
「1年で乗り換えませんか?」


 今年の3月に納車となったばかりの新型ヴォクシー(SZ)に乗っています。しかし私には「短期で乗り換えしたがる癖」があります(笑)。これを熟知しているトヨタの担当セールスさんが1か月点検の際に「納期遅延の影響でヴォクシーの中古車が高騰しています。Xさん、1年後に乗り換えませんか? 今だとちょうど来年前半の納車になります。1年乗ってもまたお得に新車に乗れますよ」と囁いてきました。とりあえず様子を見ることにしましたが……。
 結局、7月に契約。最終条件は車両本体とメーカーオプション(53万3500円)/付属品(18万6095円)から35万6391円引き。下取り額(来年3月引き渡し)は車両価格を30万円以上も上回る約403万円! もちろん納車直前に買い取り専門店と比較するつもりです。

値引き採点 5
通常ならこうした短期の買い替えはお勧めできません。しかし、昨今の納期の“異常な遅れ”は“異常な買い替え”を有利にしています。ヴォクシーの1年落ちに403万円はまさに“異常な高値”です。


その3 フィットから20.1万円引き!

HONDA フィット
e:HEVクロスター
トータル値引き 20.1万円
値引き率 8.3%
From奈良県

このご時世に、なんと即、納車!
値引きの上乗せより価値あり!?


 12年乗ったノートは車検が1年ほど残っているが、「新車の納期が遅れている。1年待ちの可能性も」との情報を得て、買い替えを決意した。
 とくに本命はなし。スバルXVを試乗したが、我が家の駐車場にはちょっと大きすぎるし、値引きも5万円だったので脱落。キックスはかなり良かったが、予算オーバーであきらめる。ヤリスクロスHVは最初から10万円引きでまだ上乗せがききそうだったが、納期は「確約できない。来年3月以降になる」とのことで、これまたあきらめる。
 ホンダのセールスさんはとても感じがいい。「ご希望のタイプなら1か月以内に入ってくるクルマがあります。これなら安くできますよ」とのこと。任意保険の加入を条件に車両本体から15万円引きと付属品(12万5950円)から5万円引きで契約した。

値引き採点 4
フィットから合計20万円引き/値引き率8%超なら合格です。地域性も考慮して採点は4としました。ただし、経営の違うホンダ同士の競合に持ち込めば、さらに上乗せが取れた可能性があります。


その4 フリード+から29.1万円引き!

HONDA フリード+
ハイブリッドクロスター
トータル値引き 29.1万円
値引き率 8.9%
From東京都

査定ゼロの下取りが15万円に!
実質的な値引きは40万円超!?


 11年乗ったフィットシャトルは走行17万5000kmで、9月に車検が切れる。妻の「このクルマにもうお金はかけたくない」のひと言で、買い替えることになった。
 馴染みのホンダA店へ。狙いはフリード+。セールスさんだけでなく“ビッグボス”も加わって熱心に売り込んできたが、下取りはゼロ。値引きも思ったほどではないので引き上げる。
 続いて経営の違うホンダB店へ。すると、下取りに6万円の値を付けてきた。値引きは12万円。態度を保留。
 その後、ホンダA店とB店の競合に持ち込むと、どちらも上乗せしてきたが、最後はA店が白旗をあげてしまった。
 最終条件は車両本体から17万1104円引き、付属品(33万1194円)から12万円引き、下取り15万2620円となっていた。

値引き採点 5
新車の納期の遅れが原因で中古車が高騰しているため下取り額も割高になっています。しかし11年・17.5万kmのシャトルに15万円はありえない数字です。大部分が実質的な値引きと考えていいでしょう。


その5 カローラクロスから40.2万円引き!

TOYOTA カローラクロス
ハイブリッドZ
トータル値引き 40.2万円
値引き率 11.7%
From滋賀県

たった1日で40万円を奪取!
タイムパフォーマンスは最高!!


 ヴェゼルも検討したが本命はカローラクロス。トヨタに出向くと「納期に1年4か月かかる」とのこと。いきなり大ピンチ! 「現在乗っているオデッセイの車検切れ(来年7月)に間に合わない」と訴えると「納車まで代車を出す」と言ってくれた。交渉の結果、支払い総額は320万円に。逆算すると値引きは37万円超。いったん退店。
 再び訪問して最終交渉。
X「妻がパノラミックビューモニター(7万1500円)をどうしても欲しいと言っています。これを付けて320万円なら契約します」
「320万円は無理です。323万円でお願いします」
 車両本体とメーカーオプション17万7100円/付属品26万150円から40万1700円引きで決着。なお、下取り車は納車が近づいた時点でどこに売るか決める。

値引き採点 5
たった1日の交渉ですが、カローラクロスからここまで取れたら文句なしのウルトラCクラスです。土壇場で“奥様の存在”を上手に使って攻めています。代車の約束を取り付けたのも評価できます。

その6 レガシィアウトバックから25.0万円引き!

SUBARU レガシィアウトバック
XブレイクEX
トータル値引き 25.0万円
値引き率 5.6%
From高知県

ハリアーで目の色が激変!
店長が本部長に直談判!!


 狙いはアウトバック一本。最寄りのスバルA店へ。値引きは10万円。話にならん。
 セオリー通りハリアーをぶつけることに。トヨタは納期に時間がかかるが、値引きは緩い。いきなり30万円!
 同じ系列のスバルB店へ。ここも「7万円が限界」と渋い。しかし、ハリアーの見積もりを見せると、目の色が変わって「明日、本部長に掛け合います」とのこと。
 運命の翌日。しかし値引きは20万円。本部長の決裁でこの程度では、決める気にならない。引き上げようとすると店長さんが登場。「今日決めていただけるなら、私が再度、本部長と掛け合います」。
 待つこと30分。最終条件は車両本体から18万7000円引き、付属品(23万7356円)から6万3010円引きの合計約25万円引き。ぎりぎり予算内に収まった。

値引き採点 4
四国地方のスバルはガードが堅く、苦戦するユーザーも目立ちますが、X氏はハリアーをぶつけて上手に攻めています。アウトバックから合計25万円なら合格です。地域性を考慮して採点は4としました。


その7 サクラから7.4万円引き!

NISSAN サクラ
G
トータル値引き 7.4万円
値引き率 2.2%
From長野県

真夏の冬季キャンペーン!?
タイヤ、いただきました


 日産サクラを購入するなら「スタッドレスタイヤプレゼントを期待して11月頃」と思っていましたが「予想を上回る売れ行きによって国の補助金55万円が終了してしまう」可能性がありそうです。
 急遽、商談を開始しましたが、日産A店では「値引きは百円単位」とのこと。取りつく島なしです。
 経営の違う日産B店でも「値引きは端数カット程度」と渋い。そこで「スタッドレスのサービスキャンペーンが始まる冬まで延期しようかな」みたいなことを伝えると、
「わかりました。スタッドレスを無料で付けるので、今決めてください!」
 最終的に車両本体とメーカーオプションから4426円引き、付属品(27万5786円)から7万円引き(スタッドレスタイヤの無料サービス)で契約しました。

値引き採点 4
ほとんどの販売店が「サクラは値引きできない。しかし、補助金があるのでお買い得」との売り方をしています。現状では「千円単位の端数カット」+スタッドレスタイヤの無料サービスなら特上クラスです。


その8 キャロルから14.2万円引き!

MAZDA キャロル
ハイブリッドGS
トータル値引き 14.2万円
値引き率 11.9%
From東京都

スズキがだめでもマツダがあるさ!
超・高取りで実質値引き20万円超!


 プレオプラス(5年落ち)の買い替えを検討。スバルにて現行のプレオプラスを対象に見積もりを出してもらうが、下取り額は19万2000円。これほど安いとは……「だったら、大幅な値引きを!」と迫るが、約4万円引きでストップしてしまった。
 そこで、スズキへ。アルトを対象に商談するが、下取り/値引きは協定でも結んでいるようにスバルとほぼ同額。ちなみに、買い取り専門店にもプレオを査定してもらったが、19万円止まりだった。
 買い替えをあきらめようかと思ったが、マツダでアルトの兄妹車、キャロルを販売していることを思い出した。早速、商談。競合を伝えて粘ると、2回目の商談で車両本体と付属品(8万9370円)から14万1662円引き、下取り額は38万7140円になったので契約した。

値引き採点 5
スズキを先行させてマツダを上手に攻略しています。下取り車の高取り分を含めると実質的な値引きは20万円を大きく超えていると考えていいでしょう。値引きと下取りの合わせ技で採点は5としました。

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内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

内外出版/月刊自家用車

オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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